妄想は捗るからとても楽しい

#東三河素人系 #pleasekillmesoftly

2018/04/01

 気が付かなくとも最後の一年になってしまった。ここのところ、生活がひどすぎて時間の感覚が無い。

 やけに綺麗に咲いた大学の桜を眺めてふと、「この3年、一体何をしていた?」という悲しい問いを続けている。最近では就活がはじまった。自己PR、一番熱心に取り組んだこと、あなた自身の能力について・・・

 これといって自信をもって言えることがまるで無い。ただただぼんやりと時が過ぎ去っていって、気が付けば夜になっていたことが多々あった。あえて言えば趣味か。女性アイドルからはじまり、そこからサウンドクラウドやネットレーベル、そしてクラブカルチャーを知った。まあそのおかげで割と楽しくやれたと思う。

 

 素晴らしい思い出が沢山あったし、そのために謎に思えるくらい東京へ行った。多分自分の住んでいる周辺で過ごすことが上手にできなかったからだと感じる。中でもageHaをオタクひとりで過ごしたことは一生モノの経験だった。

 学内のサークルに入らなかったためか、友人は少なく、とにかくTwitter経由で知り合ったオタク的な人々と遊んだ。

 当初「彼らと似ているからこんなに親しくできるんだ」と思い込んでいたがそれは勘違いだった。彼らは彼ら自身の意見や思想をキチンと持っており、自分とは異なっていた。だから物凄く羨ましかったし、悪事を冒さずに他人と上手くやろうとイイ子を気取っていた自分とは生きる世界が違うように感じた。

 この虚無感と共にあるこれまでの大学生活だったなと感じる。いつだって何かしら混雑する名古屋駅へはずっと虚無の感情があった。

 これといった努力をしたわけでもなく、うっかり何かを成し遂げてしまったこともない。趣味に逃げ、酒に逃げた。21になってもまともな男女交際すらできず、ただ日々に疲弊して1日が終わる。高額な学費を払わせている両親に申し訳なく、妹2人にはこんな惨めな兄がいて不憫だと思う。

 

 いつまでこの虚無感は続くのか、まったく見当がつかない。つい先日、信頼する友人と通話した際「どうしてこうなってしまったんだ、どうしてみんなのように人生を楽しめないのかが分からない」という会話になったが、それが自身をよく表しているようだった。

  ずっとずっと分からない。